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【追跡】カスハラ対策関連11銘柄、あれから株価はどう動いた?

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2026.10.19 カスハラ対策ウォッチ|ニュース解説

2026年10月1日、改正労働施策総合推進法の施行により、企業にカスハラ対策が義務づけられました。それを約2週間後に控えた9月、音声記録・生成AI・顔認証・通話録音といったサービスを展開する企業が「カスハラ対策関連株」として株式市場で注目されている、という特集記事を以前取り上げました。

あれから1カ月あまり。義務化という「追い風」は、実際に株価に表れたのでしょうか。当時紹介した11銘柄について、直近の値動きを追跡してみました。

※本記事は公開情報をもとにした株価推移の紹介であり、投資の勧誘や推奨を目的としたものではありません。投資判断は、必ずご自身の責任で行ってください。

11銘柄の値動き一覧

2026年10月16〜19日時点の株価と、そこから約20営業日前(おおむね9月中旬、元記事の公開時期に近いタイミング)との変化率をまとめました。

銘柄コード主なソリューション現在値比
ネクストジェン3842音声記録システム(モビルスの生成AIと連携したオペレーター支援)1,350円+29.56%
プラスアルファ・コンサルティング4071生成AIで顧客役を再現する接客トレーニング・カスハラリスク検知2,258円+7.93%
セーフィー4375クラウド録画型の防犯・監視カメラ690円+5.83%
トビラシステムズ4441迷惑電話対策サービス、企業のカスハラ対策実態調査1,608円+3.28%
アドバンスト・メディア3773音声認識AI(議事録・通話記録の自動テキスト化)1,061円+3.21%
シンカ149Aコンタクトセンター向けCRM「カイクラ」800円+0.25%
ビーウィズ9216スマホを業務電話化するサービス、通話の自動録音1,643円-0.24%
ベルシステム24ホールディングス6183コールセンター・BPO受託運営大手1,337円-1.76%
セキュア4264入退室管理・監視カメラ、顔認証ソリューション1,306円-8.54%
ディップ2379人材サービス(アルバイト就業実態調査データを公表)1,580円-14.32%
モビルス4370生成AIによるオペレーター支援・チャットボット360円-17.43%

※「約1ヶ月前比」は各証券会社サイトが示す「20日前比」をもとにしています。取引日ベースの数値のため、9月18日ちょうどとは厳密には一致しない点にご注意ください。

上昇組と下落組、はっきり分かれた

ふたを開けてみると、11銘柄のうち6銘柄が上昇、5銘柄が下落と、結果は見事に割れました。正直、「義務化を控えた関連株だから軒並み上がる」というような単純な話ではなかったようです。

突出していたのはネクストジェンの+29.56%。音声記録システムとモビルスの生成AIを連携させるという、提携先同士の組み合わせで紹介された銘柄ですが、提携相手のモビルス自身はむしろ-17.43%と、11銘柄の中で最も大きく値を下げています。同じニュースに名前が並んでいても、明暗はきっぱり分かれるものだなと、あらためて感じるところです。

下落組でもう一つ目立つのがディップの-14.32%。こちらはカスハラ対策そのものを手がける企業というより、調査データの公表という形で記事に登場した企業です。カスハラ関連株というより人材サービス大手としての値動きが大きく、個別の決算や株式市場全体の地合いなど、カスハラとは関係のない要因の影響も大きそうです。

この数字をどう見るか

今回の数字だけで、「カスハラ対策関連株は儲かる・儲からない」という結論を出すのは早計です。約1カ月という短い期間の値動きですし、各社の株価は、カスハラ以外の業績・決算・市場全体の動向からも当然影響を受けます。

それでも、「法改正に紐づくテーマ株」が、必ずしも足並みをそろえて動くわけではないという点は、興味深い結果だったと思います。義務化そのものはすでに始まったばかり。各社のカスハラ対策サービスが実際にどれだけ企業に導入され、業績に反映されてくるかは、むしろこれからの話です。

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出典・参考

※株価は日々変動します。本記事内の数値は取得時点のものであり、閲覧時点の実際の株価とは異なる場合があります。

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