本記事で紹介する「マモロッサ」は、当サイトを運営する株式会社ウェルノワが提供するサービスです。
カスタマーハラスメント対策として、スタッフが身につける小型のボタンが使われ始めています。危険を感じた時に押せば、事業所へ通報が届く。そういう仕組みです。
ただ、この道具の本質は「緊急通報」だけではありません。もう少し広く捉えると、押した瞬間の時刻と場所を、確実に記録する道具です。
そう考えると、ずいぶん違う使い道が見えてきます。
記録されるのは「いつ」と「どこで」
ボタンを押すと、スマートフォンを経由して、その時刻と位置が記録されます。押した人はスマートフォンを取り出す必要がなく、画面を見る必要もありません。
この「取り出さなくていい」という点が、実は効いています。
手がふさがっている時。相手の目の前で端末を操作できない時。寒くて手袋を外したくない時。暗くて画面が見づらい時。そういう場面で、服の上から押すだけで記録が残ります。
ハラスメント対策の文脈では「スマホを操作している余裕がない」という切実さが前面に出ますが、同じ利点が、まったく別の場面でも役に立ちます。
カウンターの下に貼る

海外では、小売店や飲食店のレジカウンターの下に、ボタンを両面テープで貼り付けている例があります。
客の対応に困った時、カウンターの下に手を伸ばして押す。バックヤードや別のフロアにいる責任者に通知が飛び、応援が来る。客からは見えない位置にあるので、相手を刺激することもありません。
「店長を呼んでください」と声に出すのと、手元で静かに押すのとでは、その場の空気がまったく違います。日本の接客現場でも、使い道はありそうです。
ひとりで現場に入る仕事

警備、設備の保守、配送、宿泊施設の清掃。これらに共通するのは、作業者が単独で現場に入ることです。
ここでのボタンの役割は2つあります。ひとつは、異常があった時の通報。もうひとつは、日常の記録です。
「何時に現場に着いて、何時に出たか」を、押すだけで残せます。紙の報告書に後から書き写す必要がありません。直行直帰でも、記録のために事務所に戻らなくて済みます。
安全のための道具が、日常の業務でも役に立つ。この二重の役割があることで、「いざという時のためだけに持ち歩く」という負担感が薄れます。
番外編:野生動物の発見を記録する

ここからは、まだ実際には提供していない構想の話です。
野生動物の生息調査では、調査員が山林を歩き、動物や痕跡を見つけるたびに記録を取ります。種類、時刻、場所。従来は、立ち止まって紙に書くか、スマートフォンのアプリを開いて入力していました。
ここでボタンが使えます。見つけた瞬間に押せば、時刻と位置が記録されます。立ち止まる必要も、手袋を外す必要もありません。後から地図上に落とせば、発見の分布がそのまま見えます。
押し方を変えれば、種類を分けることもできます。1回押しは足跡、2回押しは糞、長押しは個体の目撃、というように。
緊急通報とはまったく違う用途ですが、使っている仕組みは同じです。「その瞬間を逃さず記録する」という一点において、同じ道具が使えるということです。
共通するのは「あとで書く」をなくすこと
挙げてきた使い道には、ひとつの共通点があります。
その場で記録が完結することです。
ハラスメントの被害は、後から思い出して書こうとすると、細部が曖昧になります。訪問の記録は、後からまとめて書くと実際の時刻とずれます。野生動物の発見は、歩き続けているうちに記憶が混ざります。
「あとで書く」をなくせば、記録の正確さが上がり、書く手間も消えます。小さなボタンひとつで、それができます。
訪問介護向けの安全確認・緊急通報サービス「マモロッサ」は、この仕組みを使って作られています。ボタンを押したことを伝える部分は共通で、押した意味づけを変えることで、ほかの現場にも応用できる設計にしています。
現在、先行導入をご希望の事業所さまを募集しています。
- サービスの詳細:mamorossa.com
- 資料(PDF・4ページ):ダウンロードはこちら


